NPO法人代表の"未来は僕らの手の中"

"音楽×福祉"NPO法人の代表が日々のあれこれを日記みたいにゆるーく書いていくブログです。

ひらきっぱなし

とあるイベント用の曲の編集作業に夢中で、ブログのアップが遅くなりました💦

今回は、事業所のある意味"核"でもある空間について書こうかなぁと。

 

【目次】

 

好きを詰め込んだ場所

ついに貸事務所に入居です。

人もモノもない部屋は広く感じます。

ここから築城していくんですが、私の中では当初から環境面で"こうしたい"ってのがありました。まぁ、強いて言えば、いかに自分の好きを詰め込んでみるかとゆー感じですかね。

それに、もともと「ああ、福祉っぽいよね」みたいなイメージを持たれるというか、「まぁ、こんなもんでしょ」「◯◯ってこうだよね」ってのが、思うのも思われるのも嫌いで。

なので、それに対して自分の好きなものがどこまで通用するかが個人的なテーマでもありました。

何でもそうですが、世の中も人ももっと多角的で多様的なはずなのに、人が持つ先入観ってのがいかに視野を狭めるか、可能性に蓋をしてしまっているか、そしてそれを当たり前のように感じてしまう人が多いなぁと。

特に昨今のように情報が溢れてる時代、見もしないで、知りもしないで勝手に決めつけられることって多いと思います。

福祉も同じで、まだまだそのイメージがあるような…。福祉という村の福祉という住人は福祉でしかないという思い込みみたいなやつ。

それを世間様も、仕事してる自分らも、そして福祉サービスを利用する人達ですら持ってしまってるところがあるんじゃなかろうかと。

福祉そのものの概念や、形成されるイロイロがそうですから致し方ないとこもあるかもしれませんね。

私はこの仕事に就いて17年くらいになります。全てとは言いませんが、正直、今も昔もさほど変わらないという印象。

この時代において、ある意味でそれは安心なことなのかもしれませんが…。

いつまでも同じようなとこをグルグル回ってるのもちょっと違うんじゃないかなとも思います。じゃあ、福祉の発展て⁉️と聞かれると今はまだハッキリとは答えられないんですけど(^^)世の中的な面から見ると、福祉の発展=自分らの仕事が仕事としてなくなることなんやろなあとは思います。もっと誰にとっても当たり前に暮らしやすい世の中になれば、当然今の形の"福祉という仕事"は必要なくなりますもんね。

てことは、やはり福祉の価値観とか概念だけでやっていくのはマズい気もしますね。

そんなこんなもありまして、視野を広く持っていきたいなと。それで自分の価値観とかをどんどん崩していきたいなと。

とゆーことで、まずは、いかにして作業所っぽさを崩していくか考えながらやり始めるのです。(→自己満足⁉️)

私はバーッと雰囲気のイメージを考えたり、絵に書いたりするのは好きですが、作ったりするのは超苦手です。

小学校の夏休みの工作は毎年いい加減…。

コンセプトは"お金をかけずにカッコよく"

 

それを実現するためには、やはり餅は餅屋。

そういう作るのが好きで電気工事もできる友人がたまたま時間作れたので、しばらくいろいろ手伝ってもらいました。

だいたい私の好みとか、フワッとしたイメージをしっかり拾ってくれるやつなので、基本、細かいことはお任せです♪

そう‼️

かつて、私の事業立ち上げに反対してくれた彼です(^^)

カフェのような、服屋さんのような、雑貨屋さんのような、アトリエのような路地裏の秘密基地な感じがいい

というのが私の中の事業所の絵でした。

そして絶対に黒板をつけたかったんです(^^)

他のことや、使い勝手とかより雰囲気重視、まずは見た目も大事です。

働く場所って、考え方はさまざまですが、私の場合はまず自分自身が"こんなとこに行ってみたい"と思えるような、ワクワクするような場所じゃないと行く気にならないし、好きになれないだろうなってのがあったので。

2人で、一つ何かはできては

「おぉ〜っ👏」といちいち感動しながら毎日遊んでましたねぇ。

その時は、事業所を作ってるというよりは店を作ってる気になってました。

私が神戸あたりに机やら何やらを買いに行く、その間にツレが工事をするという。

毎日少しずつただの倉庫がいい感じに仕上がっていく。真冬でしたが夏休みの遊びみたいな感覚。毎日楽しかったですねー✨

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まずは電球一個から(^^)

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ちょっと雰囲気出てきました

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黒板もコンパネ買って塗料を(塗ってもらいました)
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さっそく落書きし始めます
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こーゆーのにはこだわってしまいます

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好みの空間に仕上がってきました

 

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2Fはちょっとキレイめ⁉️

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初期のイメージはこんな感じで♪

 

気になる場所

1Fと2Fはカラーを変えたかったですね。

私は服屋さんが好きなのですが、基本新しいのも古着も好きです。最近は減りましたが、デッドストックの生地を使ったやつなんか、もう大好物です❕

それはさておき、1Fが古着とかアメカジっぽい感じのイメージで、2Fはフレンチカジュアルとゆーか、ちょっとキレイめのイメージ(^^)

統一感というのは嫌いではないんですが、せっかく部屋が2つあるなら、パターン変えたら気分も変わるやろなぁと。

神戸とかでよく行ってたのですが、雑居ビルで階段を挟んで違う雰囲気の服屋さんがあるのすっごい好きなんですよね。

なんてゆーか、その階段がワクワクの架け橋みたいな感じがして。

まぁ、元々の建物の日当たりの関係もありますのでそこは自然に逆らわず(笑)。

服屋さんって商品のコンセプトやブランドのイメージ、ターゲットにしてる客層によって違いますし、特に個人でやっている人のお店は趣味趣向やこだわりが現れますよね。

もう店全部が芸術というか。

ある意味そのためにはやっぱり自分でするのがいいなぁ〜と。

絵でも音楽でもそうですが、芸術って作り手の人間性や価値観、生きてきた軌跡とかが作品に滲み出るものだと思いますので、ドバーッとやって「はい、こんなんです。どうですか?」

みたいな感じかなと。

だから、取り繕ったようなハコだったら、そのうちウソがばれちゃうかなぁと。

好きなようにやって結果がついてこなくても納得はできますしね。

もちろん福祉でもそうだと思います。

福祉やってる人はたくさんいるけど、皆さん一人ひとり違う人間なので、当然その人のカラーは出ますよ。それが理念であったり、方向性であって。その中から選ぶのは相手さんですから気に入った場所に行くのがいいですね。

だから、いろんな事業所があったほうがおもしろいと思います。

こんな遊び半分のような感覚の場所もあっていいはず(笑)

ある程度は「こんな感じ」ってのはあっても、結局そこを作り上げていくのは、スタッフであり、利用する人だと思いますね。

だから、常に未完成くらいでいいと思います。サグラダファミリアのような。

とりあえず10人に1人くらいは気に入ってくれるだろうと。そしたら、単純に考えて100人の人に見てもらって10人が興味を持ってくれるかもしれない。

とにかく、就労を目指す一歩目にあたる事業所ですから、大事なのは「行ってみようかな」って思ってもらえることかな。

きっかけはなんでもいいと思います。

作業の内容、工賃、スタッフさんの雰囲気、そして空間。

私には私なりのカラーで提案します♪

あ、もちろん制度上の規程は守った上で(^^)

ただ、事業として成り立つためには、そうばかりも言ってられません(^^)

ということで、次はいろいろと挨拶に回って行くわけです✨

 

はじめから全開で 行けるとこまで

はじめから全開で 待つこともなし

はじめから全開で クツがぬげても

はじめから全開で とまる気もなし

 

何事もただ いきなりだから

目がさめたらもう ひらきっぱなし

 

はじめから全開で 行けるとこまで

はじめから全開で 待つこともなし

はじめから全開で 部屋をぬけだし

はじめから全開で 虹の彼方へ

 

やけどしちゃうぜ? 火の玉BABY

お前さん誰だい? ひらきっぱなし

 

サグラダファミリアは 今ちょうど完成

  (ひらきっぱなし/ザ・クロマニヨンズ)

 

今回もありがとうございました😊